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あいやばばライフ


北国初心者・家事初心者の日々・喜怒哀楽を・・・。
by aiyababa

薪ストーブ・・煙突工事編

ナマステ!

  追> この記事をこれから読む皆さんへ。 今回、ある方・・”薪ストーブブログ「春夏秋は冬を待つ季節」のかわはらさん”からコメントをいただき、今記事の設置方法を大っぴらに推奨すべきではない・・とご指摘を受けました。 これは煙道内に可燃物が剥きだしになっているからであり、”煙道内は不燃物で囲う”という原則から外れているというものです。 
 この点に関して、今後角煙道に二重管を通し施工する方で、煙道内四隅に半割りの木を使わざるを得ない状況になった方に申し上げたいことは、その四隅の木の表面に不燃ボードを貼って施工することをお奨めします。
 小生も今後時間があれば、四隅の板表面に不燃ボードか不燃材を塗布しようかと思っております。
 ただ、二重煙突からの可燃物の距離でいけば”二重煙突内側から15cm以上離すこと”という規則には準じていますので、決して間違った工事では無いということをお伝えしておきます。
 
 これら原則と規則の間で微妙に解釈が揺れることはままあるかと思います。 英語でもベターとマストではよく議論いたしました。今回はIt's better to use the fire proof boardってとこでしょうか。間違っておりましたらお許しください。 


 今現在、小生の頭の中の60%は薪ストーブに占領されております。 先週末細君の実家に行っていたのですが、薪ストーブの組み立てとか、薪の調達のことで頭の中が支配されておりまして、道中あまり信号が無くてよかったな・・と。 

 これはこれからもしばらく続くのではと思います。 よってあまり遠出は・・・そーゆーことじゃないですよね。 話を本筋に・・。

 さて、前回薪ストーブが搬入されたところまで書きましたが、今回は煙突工事について・・・であります。

 煙突の据え付けに関しまして、あらかじめ私の薪ストーブの師匠である、あの方・・・

 名前を出しちゃいますと、“薪ストーブブログ”でスケベな記事ばかり書いている・・・いや、素晴らしい記事を書かれている「薪ストーブ日記」のエコエコ薪ストーブさんこと“建築の上野さん“から事前にアドバイスを受けながら準備いたしました。

 そもそも「ホンマの薪ストーブで十分じゃないか!」っていうことをブログを通して以前から発信されている方であり、小生もその下ネタを含めた実践記事?に惹かれホンマ製作所のストーブ購入に踏み切った・・わけであります。

 以前からブログ上でのお付き合いをさせてもらって、いろいろな質問を何年も前からぶつけてきましたが、その都度明確明快にお答えしてくださるので信頼度は十分、今回も据え付けに当たり写真やら図面やらを何枚も送ってその都度、最善の方法を頂戴し、疑問点にも即座に答えてもらいながら、やっつけました。

 そのほかにも、固定金具の取り付け手順、専用工具の必要性とか、シリコンは変性タイプを使用・・云々の工事手順と、留意点をあらかじめもらって・・・・

 結論から言うと、板金屋さんも煙突屋さんも呼ばずに、小生のもう一人のパートナーであるFじーと一緒に屋根に上がり、煙突内に入って工事を進めました。

 もちろん、「我々でも出来る!」という確信を持った裏には、こちらもちょっとは建築をかじっている・・という知識と経験においてのアドバンテージがあったからで、全くの素人ではないということもありましたが、煙突工事は始めててあり、建築の上野さんの的確なアドバイスがあったればこそで、何も相談せずにやっていたら、いきあたりばったりで、角煙道の天辺に穴を開けたまではいいとしても、煙突内の固定金具が取り付かずに、路頭に迷っていたかもしれなかった・・のであります。


 さて、この工事最大の難関というかキーポイントは、角沿道煙道内部の固定金具の取り付け。

 ずっと仮板で閉じられたままの角煙道。 図面では450mmとなっていましたが、仮板を外さないと実際のところわかりません。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_662685.jpg

 

 まず煙突工事をやるまえに天井下にしっかりした足場をつくりました。 先々週の作業です。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_5503218.jpg
 梁の上に板を渡して・・・と。 写真は仮板を外したあとの写真になってますが・・。
 
 煙突内には仮の保温材スタイロフォームが15cmも入ってて
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_643071.jpg
・・「・・ちょっと入念過ぎねーか?・・・」と思っちゃいました。


 その保温材を取り払うと・・やっと天板のガルバリウム鋼板が・・・。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_655010.jpg


 実測したらやっぱり450mm弱。 ほぼ図面通りに煙突は組まれていました。

 最低でも内内500mmの取り付けサイズがないと、固定金具が取り付かない。

 「う~~ん・・・。」と、この問題に気付いてくれたのは・・上野さんでした。

 せっかく送ってもらった固定金具・・さてどうすべか・・無用の長物?・・と思いきや・・・上野さんから

 「四隅に角材を半割りしたものを固定させましょう!」というアドバイスがありまして・・・・急遽角材を45度にカットして引き割ったのであります。

 こーゆーことも事前に知って取り掛かる。 これ大事です。


 実はこっちの方が結果的にはよかった。 角煙道の内側はスレートボードで囲われているのですが、各面中間部には一切垂木等の裏板が入ってなかったのです。板があるのは各コーナーの煙道用柱のみ。 そーゆー点も含めて、この方法が一番適切だったと言えます。

 流石にスレートのみで煙突の全ての重量を支えるには無理があるし、ここはやはり何が何でも木(モク)に固定したいところです。

 
 で、工事当日、HCでFじーと待ち合わせをして、朝一番に必要工具・材料を買い揃えに行って、段取りを打ち合わせして・・11時に作業開始です。

 当日は角煙道を貫通する2本の二重煙突を付けるところまで・・としました。

 まず、小生は屋根に上がり、角煙道のトップに穴を開けるところから始まりました。 角煙道内寸に合わせて、ガルバリウム鋼板を大胆にカットです。

 ジグソーで軽快に、一つの躊躇も無く? 罫書いた通りに・・・
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6115239.jpg

薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6123666.jpg
う~~ん素晴らしい!

 もう一方ではFじーが角材を45度の角度で丸のこで切断です。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_613423.jpg

薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6154713.jpg
このあと切断面は電気カンナで完全フラットにしておきます。う~ん素晴らしい!

 でも実は小生、角材のサイズを勘違いしてまして・・・65mm角でいいところ、90mmの角材を調達してしまって・・実際に仮付けすると内内の固定金具の最小必要寸法(500mm)ギリギリ確保できたから良かったものの・・ 

 図面描きとかでしばらく飯を食っていたのに、勘違いから間違いを起こしてしまって冷や汗もんでした。・・ちょっと焼きが廻った感・・無きにしもあらず・・。

 次にホンマの角煙道フラッシングのベースを被せまして固定。 写真・・ありません。

 対角線の交点、つまり中心を割り出します。 ここに下げ振りを垂らしまして、固定金具を仮止めします。 固定金具は煙突内に上下2箇所取り付けます。 
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6203292.jpg
いろいろ悪いことやってきたわけではありませんが、人にお見せできる程のフェイスを持ち合わせてないもんで・・

 で、二つとも中心に来ることを確認して、一旦緩めて金具のベースだけ先に固定。 

 次に煙突を挟む金具を固定して、最後に左右の調整ボルトを真っ直ぐに立てられたところで固定すると言う方法で取り付けました。 この辺はお師匠さんの言うこととちょっと手順が違ったのですが・・とある事情で・・。 3000円を出し惜しみしたが故に・・ま、いいでしょ。

 煙突内上部金具と下部金具の中間で二重煙突の接合部が来ますが、二本繋ぎ合わせたところで見ると、ほとんど鉛直に取り付けられていたので善しとしました。


 あっ、そうそう!

 その前に二重煙突の取り付け位置の説明です。 工事をする上で一番大事な確認事項です。


 一応事前に建築図面を手渡して上野さんのほうから煙突取り付け図を作ってもらってはいましたが(材料購入の関係上詳しい図面が必要。)、最終的には実測して再確認を・・ということを言われていました。

 実測したら(床から角煙道トップまでの距離)あとからやった土間三和土とストーブ下のレンガ敷きのかさ上げ寸法分、誤差が生まれまして、二重煙突接合位置が設計図より200mm弱上にずれてしまい、若干の変更を余儀なくされました。 

 
 実測に基づく手書き図面ですが、これに倣って作業を進めました。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_636162.jpg
その後、少しづつ微妙に変えていった部分もありますが、我々工事屋は簡単でもこーゆー図面がないと不安で工事が出来ない時があります。 音楽家が譜面無しではいきなり演奏できないようなものでしょうか? ま、大義でいけばどちらもアーティストですからねぇ。 そんな気はいままで全くありませんでしたが・・・。

 角煙道を貫通する二本の二重煙突を取り付けたら、次は角煙道フラッシングカバー。

 取り付けてみると、接触せずにほぼカバーの中心に取り付けられていました。 
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6473617.jpg


 ここまでやって、初日完了。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_648747.jpg


 二日目の作業は・・次回つーことで。


 Fじー殿、日没まで作業手伝っていただきありがとうございました。 


 でわでわ また


 追伸: でもこのあと気が付いた重要なことが・・・やっぱり焼きが廻ってる~~・・・。これも次回に。


 池の周りのサギ草が咲きました。
薪ストーブ・・煙突工事編_d0251572_6553810.jpg



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by aiyababa | 2013-09-09 07:33 | 薪ストーブ | Comments(6)
Commented by エコエコ薪ストーブ at 2013-09-09 21:14 x
あいやばばさん、お世話になっております。

角煙道の内々を対角線上で使うという方法は
私も今までやった事が無かったですが
この度、急遽ひねり出したアイデアです。

苦肉の策ではありましたが、使えるアイデアだと言う事を
あいやばばさんが証明して下さいました。

今後、似たような状況があれば今度は私もこうします。

ともかく、ケガや事故なく煙突が付いて良かったです。
Fじい様に私からも宜しくとお伝え下さいませ。
Commented by aiyababa at 2013-09-09 22:40
エコエコ薪ストーブさんこんばんは。

やっぱり煙突は新築の時に一緒に取り付けるのがベターですよね。 後からの工事だといろいろと弊害が出てきます。

それでも一つ一つクリアーしてみると嬉しさは倍になったりしますが、冷や汗は10倍ですもんね。

今回も実は角煙道のフラッシングを取り付けるとき、もし既設の角煙道が微妙にひし形だったら・・・って思ったとき、たった3ミリの寸法差では対処できなかったかもしれませんでしたし・・。

ベースカバーがすんなり収まったときは涙ものでしたよ。

我が家の屋根勾配が緩かったこともありますが、落ちなくてよかったです。 
でも下げ振りを落っことして危うくFじーの脳天に刺さるところでした。
ま、でももともと・・毛が無くて良かったですけど・・・。
Commented by かわはら at 2013-09-10 15:38 x
本来であれば「煙道内は不燃材で囲う」という原則から外れているので、どうしてもやむを得ない状況以外では避けておいた方が良い施工方法だと思いますし、あまりおおっぴらに推奨できることでもないと思います。

この上にケイカル板貼ってやれば完璧だったと思います。
Commented by aiyababa at 2013-09-10 16:54
かわはらさんはじめまして。

貴重な御意見、コメントありがとうございます。 

確かに原則的には仰る通りだと思います。 言って見れば”やむを得ない状況”であった。ということです。

後工事になりますが、四隅に不燃ボードか不燃材を塗布するとかを考えたいと思います。
ただし、”可燃物との距離を二重煙突内側から15cm以上離すこと”という規則には準じているかと思うので大きな変更は必要無いかと考えます。
Commented by かわはら at 2013-09-10 19:42 x
記事への補足で誤った施工方法が誤解で広まらないようにしていただいたので、今後の後進への情報としても、素晴らしいと思います。ネット上の記事ってパッと表面とか絵だけ見て安易に真似しちゃう人が意外と多いのです。

さて、可燃物からの距離ですが、これでも(通常の)実用上は問題ないと思います。(目視確認できる部分であればさらに安心です)

しかし今回はチムニー内は隠蔽部ということなので、万一煙道火災になった場合に煙突の表面温度が異常に上がりその場合に木部から発火することの防止のため、原則として不燃材で囲うということになっています。こういう万一のことに対する安全性も担保するのが、不幸な火災事故の防止のための基準なのです。

今回は「やむを得ない状況だった」というのも前後の状況から理解できますよ。
Commented by aiyababa at 2013-09-10 21:06
かわはらさんこんばんは。

度々のコメントありがとうございます。
小生の拙いブログを一体誰が・・と思いましたが、今回に限ってはエコエコ薪ストーブさんの記事からこちらを訪問される方も多く、迂闊に間違ったことも書けないな・・と感じていたところです。 
 多少なりとも責任を感じるところでありますが、追補していただいた”・・安全性も担保する・・”というところ、肝に銘じ不燃材を施したいと思います。
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